野際陽子さんが患った肺腺がん

2017-06-17

野際陽子さんが患った肺腺がん
野際陽子さんが患った肺腺がん俳優の野際陽子さんが2017年6月13日に肺腺がんで亡くなりました。81歳でした。
野際さんに、がんが見つかったのは3年前です。娘の真瀬樹里さんのフェイスブックによれば、2度の手術と抗がん剤治療を受けていたそうです。歌舞 伎俳優の中村獅童さんも5月18日に、肺腺がんの初期であることを公表したばかりでした。

肺がんは、進行の速い小細胞がん、肺の奥にできやすい腺がん、肺の入り口付近の太い気管支にできやすい扁平(へんぺい)上皮がん、肺の奥にできや すく比較的進行の速い大細胞がんの4つに分類されます。このうち最も多いのが、腺がんで、肺がんの約60%を占めます。
腺がんは、太い気管支が枝分かれした先の肺の奥の細い気管支にできます。喫煙者に多い扁平上皮がんなどと異なり、非喫煙者にも起こることが多いの が大きな特徴です。非喫煙者の肺がんをテーマに2017年2月16日に放送されたNHKきょうの健康の番組の中で、東京医科大学の池田徳彦教授が そう解説していました。


野際陽子さんが患った肺腺がん近年のさまざまな調査研究から腺がんが起こる要因の一つとして、「女性ホルモン」が有力視されています。
エストロゲンは高脂血症や高血圧の予防にも役立つ大切な女性ホルモンですが、月経期間の長い女性やエストロゲン補充療法を受けた(受けている)女 性の場合は、エストロゲン濃度が高くなる機会が増え、量も多くなり、肺腺がんのリスクを高めてしまうとのことです。
国立がん研究センターの調査によれば、タバコを喫わない男性の場合も、タバコを喫わない女性の場合も、大豆食品に多く含まれるイソフラボンの摂取 量が多いほど、肺がん発症リスクが低くなることが判明しています。喫煙者には、イソフラボン摂取の効果はみられないとのことです。イソフラボンの 多い大豆食品には、豆腐、納豆、湯葉、豆乳などがあります。

配信 Willmake143

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