ドライマウス

2017-05-27

ドライマウス
ドライマウス2017年5月26日号の週刊朝日の新・名医の最新治療のコーナーで、ドライマウスがとり上げられていました。
ドライマウスとは、唾液の量が減ることで口やのどが乾く状態のことをいいます。自覚症状で最も多いものは口やのどの渇きですが、次に多いのが 「口の中の痛み」 だと書いてありました。

鶴見大学病院口腔機能診療科の中川洋一先生は 「唾液には抗菌作用があり、口の中を潤すだけでなく、きれいにする役割もあります。唾液が減ると口腔内の自浄作用が低下し、雑菌が繁殖しやすくなるので す。とくに、カンジダ菌が増えると、口の中の粘膜に炎症が起こってピリピリとした痛みを感じ、口内炎もできやすくなります」 と解説していました。
同病院のドライマウス外来では、病気の既往歴や薬の服用の有無、生活習慣、ストレスなどについて問診し、口腔内の状態を観察するほか、唾液分泌量 の検査をおこない、痛みがある場合には、カンジダ菌の感染を調べる検査もおこなっているそうです。
しかし、ドライマウスはとても主観的な病気で、検査の数値だけで診断することは難しく、医師によっても見解が異なる病気です。
そこで、中川先生は、症状があって、患者さん自身が生活の中で気になったり、つらいと感じたりしている場合には、ドライマウスとして治療法を検討 していると書いてありました。

年齢とともに使用しない筋肉は衰えるため、口の周りの筋肉を鍛えることは口腔の機能維持に大切なことです。
「表情筋で笑顔をつくるだけで脳が幸福感を感じることが報告されている。すなわち、笑顔の表情をつくるだけで心理的にも作用することが科学的に証 明されつつあり、口の周りを鍛えるトレーニングは現代のストレス社会において口腔領域から実践するストレス解消法としても注目されている」と同大 の斎藤一郎教授は最近の論文の中で書いていました。


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配信 Willmake143

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