認知症と間違いやすい病気

2015-12-12

認知症と間違いやすい病気
認知症と間違いやすい病気週刊朝日の2015年12月18日号に、認知症と間違いやすい病気についての記事が載っていました。

認知症のような症状がみられる 「せん妄」 や 「薬剤性認知障害」 は、どちらも高齢者に起きやすく、認知症との見極めが難しいため、 「認知症」 とみなされるケースが出てきているそうです。 「ぼーっとすることが増えた」 「急に攻撃的になる」 「気分の変動が激しい」 といった認知症と似た症状があっても、この2つの疾患は認知症とは異なり、原因を取り除くことで症状が治まることが特徴だと書いてありました。

せん妄の原因としては、高熱、肺炎、糖尿病といった体の疾患や、特定の薬の服用があげられます。特に高齢者に多くみられ、痛みやかゆみなどの身体 的なストレス、入院などの環境の変化や不安などの精神的ストレスがかかっている状態で生じやすいので、診断は丁寧な問診が基本だということです。
薬剤性認知障害は、アルツハイマー型認知症や血管性認知症といった認知機能の低下が避けられないものとは異なり、服用している薬剤を適切な量、処 方に調整することで症状が治まります。薬剤性認知障害を予防する方法について、患者自身も薬による体の変化を意識して、気になることがあったらす ぐ医師に相談する、どんな効果・副作用があるかを確認するなど、薬に対して関心を持つことが大切だと書かれていました。


認知症と間違いやすい病気


配信 Willmake143

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